突然ですが、私は小さな頃から絵本が大好きな子どもでした。
時代もあると思いますが、母が大人の背よりも大きな本棚にいっぱいにいろんな種類の絵本を用意してくれたからだと思っています。
それもあって、息子が生まれる前から絵本を何冊も用意をしていましたが、子どもの成長に合わせて選ぶことはあまりしておらず(苦笑)。
自分が好きな本や読んで欲しいなと思う本は、まだ息子の心を掴んでいません。
反対に、 赤ちゃん向けの評判いい絵本は、やっぱり食いつきが違う!
その絵本をきっかけに、息子は絵本に興味が増してきて、いまでは保育園の先生から「絵本が好きで、今日も楽しそうにページをめくっていました」と言われるように!
今回は、そんな絵本好きになったきかっけの本をご紹介します。
繰り返しのリズムでメロメロに。
いちばんにおすすめしたいのは、リズムが心地いい2冊です。
どちらもベストセラーで、誰もが目にしたことがあるのでは?
まずは、私も小さな頃に親しんだ『いない いない ばあ』です。
1967年に出版され、2021年に累計700万部を突破した大ベストセラー!
当時は、赤ちゃん向けの絵本は非常に珍しかったそうですが、時代を超えて愛され続けています。
実際、私の母(息子の祖母)から、「『いない いない ばあ』は私が買ってあげたい」と言われたほど。
赤ちゃん時代から読んでいますが、息子が興味を持ったのは8カ月あたりから。
「ばあ!」の部分で、息子が「だぁ!」と笑顔でマネするようになって、そのかわいさで悶えました!笑
1歳を過ぎたあたりからは、一日に何度も何度も読んでほしいとリクエスト。
かくれんぼで遊びはじめると「だぁ!」と言うようになり、いないいないばあを理解したんだと、その成長にうれしくなりました。
続くおすすめ2冊目は、『だるまさんが』です。
これは2008年に発売された、だるまさんシリーズ第一弾で、友人の赤ちゃんが読んでいて初めて知った絵本です。
本屋さんの絵本コーナーに行くと必ず目するので、読んだことがなくても目にしたことはあるかもしれません。
「だ・る・ま・さ・ん・が」のリズムとともに左右に動くだるまさん。ページをめくると、どてっと転ぶ姿が!
最初は不思議そうに見つめるだけだった息子ですが、いつのまにか「だ・る・ま・さ・ん・が」のリズムで体をゆらゆら。
いまでは、「どてっ」の部分でだるまさんと同じように転ぶマネをしてくれるように(まじでかわいい)。
『だるまさんと』『だるまさんの』と、同シリーズの違う絵本もお気に入り。
その時々でブームがあるらしく、年末年始は『だるまさんと』を常に愛読。
ばあばやじいじに、絵本のマネを披露してはたくさん褒めてもらえて、息子もとっても楽しそうでした。
ちなみに1歳4カ月のいまは、『だるまさんの』が再ブームに。
3冊あるのでそのときどきで好きの熱量が変わっていくのもおもしろいなと思っています。
子どもを魅了する、きくちちきさんの絵本。
ゆるいタッチのイラストがなんともかわいい『でんしゃ くるかな』も赤ちゃんにおすすめの一冊。
息子が生まれてから、作者のきくちちきさんのことを知りましたが、いまでは親子で大ファンになった作家さんです。
こちらは、電車を待つ子どもと動物たちのストーリー。
電車がくるたびにみんなで大喜びするのですが、電車が去っていくときは「バイバーイ!」と手を振るシーンがあります。
7カ月頃からバイバイブームがきていた息子、案の定『でんしゃ くるかな』にハマりました。笑
実は、生後3カ月くらいでこの絵本を読み聞かせたとき、テンション高く読んでいたらその声にびっくりして大泣き。
それ以来あまり親から読むことはしなかったのですが、保育園できくちちきさんの絵本『たいこ どん』が大好きになったことがきっかけで再び読み聞かすように。
きくちちきさんは、「こどものとも 0.1.2.」シリーズで絵本を出されていて、『たいこ どん』もそのひとつ。
私は本屋さんでお取り寄せしたので、気になるからは福音館書店から直接取り寄せるか、本屋さんでお願いしてみてください。
同シリーズの『はしれー』も好きでよく読んでいます。
きくちさんのおすすめ絵本はまだまだあるので、いつかまとめたいなと思っています。
童謡に合わせて歌い聞かせる絵本。
せなけいこさんが描かれた『おばけ なんてないさ』は、同名の童謡を絵本にしたもの。
小さい頃、誰もが歌ったことあるのではないでしょうか?
息子も保育園で教わり、先生から楽しそうに手拍子していましたと教えてもらったことがきっかけで、絵本も購入。
せないけいこさんの『ねないこだれだ』は、ちょっぴり怖さもありあますが、
こちらの『おばけ なんてないさ』は、おちゃめなおばけたちが歌い踊る姿に息子もノリノリに。
この曲だけは、縦ノリでリズムを刻みながら絵本にクギヅケになっています。
ついには、『おばけ なんてないさ』を読んでほしいときは、絵本を親に渡してカラダを揺らすように。笑
多い日で30回はリピートし、親がもう勘弁して!と言ってしまうくらい大好きな一冊です。
いまではこの4冊以外にもお気に入りの絵本はたくさんあります。
でも、そもそも絵本が好きになったのは、この4冊があってくれたから。
もちろん、子どもによって好みがあるのですべてに当てはまるとは言えませんが、
0〜1歳の赤ちゃんに絵本を贈りたいと思ったら、試してみてはいかがでしょうか。